神雧 KAMIATSUME

消えかけた神々を拾い、届ける旅

物語

霧原町で育った少年こよいは、鈴の欠けた巾着を託され、消えかけた神々を拾って然るべき場所へ届ける「集め手」として旅立つ。

霧と固定に覆われた世界で、観測者は神々の力を奪い、揺らぎを排した永遠の秩序を作ろうとする。こよいは剣を背負うあさひ、蒼い義眼の久遠、三毛猫のおたまと共に霧列車と各地の道を進む。拾うこと、運ぶこと、そして届けること。旅の果てで彼らが選ぶのは、誰かに先の物語を決められない暮らしだ。

全500話完結|集め手 / 神々 / 観測者 / 固定 / 霧列車 / 巾着

登場人物

こよい

こよい

主人公

霧原町で育った九歳の少年。鈴の欠けた巾着を携え、消えかけた神々を然るべき場所へ届ける「集め手」として旅をする。

あさひ

あさひ

旅の仲間

布に包んだ剣を背負う少年。ぶっきらぼうだが他者を守る意志が強く、こよいの旅を支える。

久遠

久遠

分析者

左目に蒼い硬子の義眼を持つ少年。観測者の技術と神々の状態を読み解く。

しおり

しおり

記録者

分厚い帳面を携え、消えていくものを見て、書いて、伝える女性。こよいに集め手の仕事を教える。

物語の核

確定本文を貫く三つの行為

GATHER

拾う

こよいは消えかけた神々の声を聞き、鈴の欠けた巾着へ一柱ずつ迎え入れる。

RESIST

固定に抗う

揺らぎを消し、世界を永遠の標本に変えようとする観測者に、仲間と神々の力で立ち向かう。

RETURN

届ける

集め手の仕事は拾って終わりではない。神を然るべき場所へ届け、その後の暮らしを誰かに決めさせない。